はじめに
こんにちは
今回は、多くの人が一度は経験する「足関節捻挫」について解説します
スポーツしている、していないに関係なく日常生活の中でも比較的起こりやすいケガの一つです
足首を捻った際に痛みが走り、歩くのが困難になってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか
次から詳しく解説していきます
足関節捻挫とは?
足関節捻挫とは、足首を大きく内側または外側にひねってしまった時に起こる怪我のことです
具体的には、足関節を支える靭帯が長く引き伸ばされることで損傷し、痛みや腫れ、内出血が症状として出現します
足関節捻挫の種類
足関節にはいくつか靭帯がありますが、捻挫のほとんどは足が内側にねじれる「内反捻挫」によるものです
この内反捻挫では、特に前距離腓靭帯という外側の靭帯を損傷してしまうことが多いです
他にも「外反捻挫」という足が外側にねじれる捻挫もあります
この「外反捻挫」は、主に三角靭帯を痛めてしまうことが多いです
捻挫の症状
足関節捻挫の症状は、損傷度合いにより異なります
以下のように3つのレベルに分かれます
軽度捻挫(1度捻挫) 靭帯が軽く伸びている状態
痛みと腫れは比較的軽度で、歩くのに苦労は少ないもの、違和感が残ります
数日間の安静で復帰可能な場合が多いです
中度捻挫(2度捻挫) 靭帯が部分的に断裂している状態
腫れや内出血が見られ、痛みが強い状態が続きます
3週間以上の患部安静を要します
重度捻挫(3度捻挫)靭帯が完全に断裂している状態
足関節が不安定になります
受傷後、初期ではギプス固定が望ましいです
捻挫をしたあとの対応
捻挫した直後には、以下の「RICE処置」を行いましょう
Rest:安静
Ice:冷却
Compression:圧迫
Elevation:挙上
また痛みがなくなったあとは、再捻挫の予防が必要となります
予防については、また別の記事で紹介します
最後に
捻挫してしまった時は、なるべく早く医師の診察を受けましょう
無理に動かしてしまうと、完治するまでに時間を要します